被災地企業のシーズ支援プログラムH25~27年度
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H27被災地企業のシーズ支援プログラム(福島再生可能エネルギー研究開発拠点機能強化事業)No.05結晶シリコン太陽電池の電極形成技術支援課題名「めっきによる結晶シリコン太陽電池の電極形成技術の開発および信頼性評価」企業名:株式会社エム・ティ・アイ(福島県)企業が保有する技術シーズの内容:•各種めっき(銅、ニッケル(電解・無電解)、すず、銀など)に関する技術やノウハウを保有。•これらのめっき技術を結晶シリコン太陽電池の電極形成に適用する。•めっきによる低抵抗かつ微細構造の作製技術を電極作製技術に応用。産総研による技術シーズの評価方法:•めっきにより電極を形成した太陽電池セルの作製および電気的特性の評価。•特に、銅めっきを用いた電極形成技術の検討を行う。•作製した太陽電池セルを用いて、実際にモジュールを作製しその信頼性を評価する。波及効果(どのように役立つか?):•高価な銀ペーストの代わりに銅を使用することでセルの作製コストの低減が図られる。•この技術を用いて低コストで高効率なセルの実現産総研(FREA)セルの作製・評価セルの高効率化めっき技術による電極の形成CuSn NiSn CuNiAg(株)エム・ティ・アイ•めっき技術を結晶シリコン太陽電池の電極形成に適用。•めっきによる微細電極の形成技術の開発。•めっきによる電極(特に銅極)を形成した太陽電池セルの作製と評価。•めっき電極形成に適したセル構造の提案。•モジュールの信頼性評価太陽電池の評価装置に貢献。H27被災地企業のシーズ支援プログラム(福島再生可能エネルギー研究開発拠点機能強化事業)No.06太陽電池モジュールを設置するための技術支援課題名「結晶シリコン太陽電池モジュール用部材の開発」企業名:株式会社カナメ(福島県)企業が保有する技術シーズの内容:•技術シーズ評価事業のなかで、薄型ガラスを用いた両面ガラスタイプで、アルミフレームをなくしたフレームレスタイプの軽量モジュールにおける取付け金具を開発してきた。産総研による技術シーズの評価方法:•両面薄型ガラスモジュールの作製。•このモジュールを取付け金具を用いて実際に架台に設置し、耐荷重試験(風や雪を想定)などにより、その性能を評価(JIS規格準拠の試験を実施)するH26年度の成果:•業界初の耐荷重2400Paに耐える取付け金具(プロトタイプ)の開発に成功。波及効果(どのように役立つか?):•モジュールの軽量化により、従来品では設置できなかった場所(既設住宅や、倉庫など)にも設置できるようになり、市場の拡大が見込まれる。株式会社カナメ•両面薄型ガラス構造で、アルミフレームをなくしたフレームレスモジュールを屋根取り付けるための金具の設計・作製・評価産総研(FREA)• フルサイズ太陽電池モジュールの作製)• 取付け金具の評価(荷重試験など)H26年度成果• 業界初の耐荷重2400Pa(正圧)に耐える取付け金具(プロトタイプ)の開発に成功。開発した取付け金具(プロトタイプ)H27年度計画•従来の砂袋による静的な荷重試験から、機械的荷重試験装置による動的な荷重試験を行う。•より高性能な金具の実現。

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