シーズ支援プログラム
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研究成果平成28年度被災地企業のシーズ支援プログラム(福島再生可能エネルギー研究開発拠点機能強化事業)産総研の貢献企業が抱える課題企業の技術シーズ今後の展開企業のシーズ企業が抱える課題産総研の貢献研究成果【研究成果】【ポイント】風車用プラズマ気流制御用電極の特性評価株式会社朝日ラバー:渡辺延由・高木和久・島村一樹再生可能エネルギー研究センター:川端浩和・小垣哲也・瀬川武彦・竹山優子・嶋田進風車ブレードの流れ制御を目的とした高耐久性電極を開発風車設備を保有していないため実機環境下での特性評価試験ができない実機風車を用いたプラズマ気流制御用電極の特性評価試験を実施消費電力等基礎的なデータの取得と実機における耐久性を評価•高耐久性電極の基本的な電気的特性を明らかにした•実機環境下で放電に耐えられることを証明①地上試験によって、電極単位長さあたりの消費電力を明らかにすると共に、8m長さの電極が均一に放電することを確認した。②産総研が所有する風車のブレード3枚に高耐久性電極を搭載した。③風車が回転している状態でも電極への通電可能な設備を導入した。④2016年10月の電極搭載から現在に至るまで、高速回転下でも電極が剥がれ落ちることは無かった。⑤実機環境放電試験によって、雨、雪の環境でも電極の破壊が無いことを確認。更なる耐久性・耐候性の向上を目指し、気象環境による電極の劣化を防ぐ。プラズマ放電が風車の空気力学性能に与える影響を定量化する。①プラズマ気流制御用電極を実機風車に搭載したフィールド試験設備を構築②消費電力、耐久性に関する評価データを明らかにした・接着剤やゴムの加硫接着を用いない、ゴムと金属の化学結合技術を開発・プラズマの発生形態に重要な影響を与える寸法に対して、高い精度を出すことができる高周波電源電極誘電体プラズマ誘起流重要寸法従来技術シーズ技術特性評価試験を実施するための実機風車を保有していないプラズマ電極:黒い筋状に見えるもの接着剤:放電を阻害地上における放電試験10―  ―

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