再生エネルギー研究センターパンフレット
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 福島再生可能エネルギー研究所実験別棟内に薄型結晶シリコン太陽電池の一貫製造ラインを整備し、高効率・低コスト・高信頼性を兼ね備えた太陽電池モジュールの量産化技術を開発しています。本ラインでは、メーカーの量産品と同程度以上の変換効率を有するセルを作製することが可能です。 福島再生可能エネルギー研究所の地中熱利用システム実証試験場では、深度1~2mの地下に設置するシート型熱交換器・スリンキー型熱交換器と、深さ約40mの鉛直型(ボアホール型)の熱交換器を利用した地中熱システムを設置しています。これらのシステムを比較すると共に、両者を組み合わせた運転方法の最適化技術開発を行っています。 また、リアルタイムモニターを設置し、地中の温度やシステムのCOP(性能を示す指標)、室内温度等がリアルタイムで表示されます。リアルタイムでの稼働状況や熱交換井部分の「見える化」により、地中熱利用システムの普及促進を目指しています。15主要な実証設備薄型結晶シリコン太陽電池の一貫製造ライン地中熱利用システム実証試験場室内への配管取り入れ口熱交換井の上部(深度40m)地中熱ヒートポンプ(室内)地中熱利用システム実証試験場の概観マルチワイヤーソープラズマCVD装置テクスチャー形成装置セル電極形成装置熱拡散装置イオン注入装置大型真空ラミネーター信頼性試験装置地下の熱交換器の設置状況一貫製造ラインのレイアウト図①インゴットのスライス(ウェハの作製)④反射防止膜の形成②テクスチャの形成⑤電極の形成③接合の形成⑥モジュールの作製と信頼性評価  ヒートポンプ(室内)  鉛直型熱交換器  シート型熱交換器  スリンキー型熱交換器

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