再生エネルギー研究センターパンフレット
17/20

16再生可能エネルギー統合実証フィールド再生可能エネルギー統合実証フィールドの全体写真⑤①②③④⑥①エネルギー管理棟 大規模な太陽光発電と風力発電に水素と蓄電池による電力貯蔵を組み合わせた再生可能エネルギーネットワークの研究を実施しています。[特徴]●系統模擬電源(ACシミュレータ;500kVA)●太陽電池模擬電源(600kW)●模擬負荷(250kVA)●試験用パワーコンディショナ(3機種、各1台)●太陽電池モジュール用ソーラシミュレータ(擬似太陽光源)●太陽電池モジュール用I-V特性測定装置●太陽電池モジュール用EL検査装置●エネルギーマネジメントシステム(EMS)●太陽光発電・風力発電計測システム②MCH実験棟 大型アルカリ水電解、水素化触媒塔、大型貯蔵タンク、脱水素触媒搭載型コジェネエンジンを統合した、世界最大級のMCH製造・利用の実証機を稼働させ、水素キャリア製造・利用統合システムの実証を行っています。[特徴]●アルカリ水電解による水素生成能力:34N㎥/h●トルエンへの水素付加能力:70L/h(MCH製造能力)●MCH貯蔵能力:容量20kL(発電換算:約10MWh)●水素コジェネ出力(電力・熱):電力60kW・熱35kW④太陽光発電システム実証エリア 太陽光発電システムの性能評価とパワーコンディショナの制御技術を開発・実証しています。[特徴]●定格出力:500kW●太陽電池モジュールは計11種類●太陽電池モジュールの枚数は計2,500枚●太陽光発電用パワーコンディショナ(3機種、22台)●太陽光発電システム実証エリアの面積は約8,000㎡⑥アンモニア直接燃焼ガスタービン実証設備 水素キャリアであるアンモニアを、燃料として直接燃焼利用するガスタービン発電技術の研究開発を行っています。[特徴]●マイクロガスタービン発電装置(定格出力:50kW(灯油運転時))●燃料としてアンモニアガス、メタンガス、灯油の利用が可能●メタンとアンモニアの混合ガスを用いた混焼により、41.8kWの発電に成功。さらに、100%のアンモニアの専焼により、41.8kWの発電にも成功(世界初)●脱硝装置により排出される窒素酸化物濃度は、環境基準に十分適合③純水素実験棟 水素エネルギーシステム、熱エネルギーの貯蔵・利用の研究を実施しています。[特徴]●固体高分子型水電解槽(燃料電池機能付)●水素用除湿機、太陽熱蒸気発生装置●水素吸蔵合金を用いた水素貯蔵●電気自動車用急速充電器●電気自動車用充放電設備(V to Home)⑤風力発電設備 日本型風車設計基準の検証と風車制御技術の高度化に関する実証研究を実施しています。ナセル搭載LIDARにより、風車上流側の風速・風向をナセル上からリモートに計測する技術・装置を開発・評価しています。また、音源探査装置等により風車音を計測・評価し、騒音特性を明らかにするとともに、静音化に向けた研究も進めています。[特徴]●(株)駒井ハルテック製 KWT300●定格出力:300kW●耐風性、耐雷性、耐震性、輸送・施工性に優れた仕様●直径33m、翼長16m、ハブ高さ41.5m(最高到達点58m)●定格風速:11.5 m/s●カットイン風速: 3.0 m/s、カットアウト風速: 25 m/s●耐風速: 70 m/s

元のページ  ../index.html#17

このブックを見る