被災地企業のシーズ支援プログラムH25~27年度
10/65

平成25年度被災地企業の技術シーズ評価プログラム(福島再生可能エネルギー研究開発拠点機能強化事業)共同研究技術シーズ技術的支援•産総研では次世代軽量モジュールとして、両面薄型ガラスを用いた結晶シリコン太陽電池モジュールの開発を進めています。•保護ガラスの厚さを従来品(3.2㎜)の約1/4以下にすることと、両面ガラス構造にすることで、重量1/2で高信頼性のモジュールの実現を目指しています。•しかし、このような次世代軽量モジュールに対応した取付け部材は現在実用化されていません。•今回の事業により、耐荷重(正圧)2400Pa(245Kgf/m2)以上での取付けが可能な新設計の取付け金具(プロトタイプ)の開発に成功しました。•フレームレスタイプの薄型軽量モジュール用取付け金具としては業界初との成果です。薄型モジュール用取り付け部材のポイント(株)カナメは、ステンレスにアルミメッキを施したアルミメッキステンレス製の取付け部材を開発(特許取得)。従来品に比べ耐食性が飛躍的に向上しているため、海岸地帯など塩害地においても優れた特性を有している。新しい薄型両面ガラスモジュールを作製・提供する。薄型両面ガラスモジュール用として(株)カナメが開発した新しい取り付け部材を評価する。産総研による技術シーズの評価方法株式会社カナメが保有する技術シーズ産総研が開発している次世代軽量モジュールに適した取付け部材を(株)カナメが開発することで、新規市場の開拓を図る。株式会社カナメ会社概要株式会社カナメ所在地喜多方工場福島県喜多方市関柴町西勝字西原315TEL: 0241-24-5111資本金8,800万円設立昭和46年10月1日事業内容金属製屋根材の開発・製造・販売・施工太陽光発電システムの開発・製造・販売施工及びシステムの流通販売新開発の金具によるモジュールの取り付け試作した太陽電池モジュール荷重試験例様々なタイプの金具を設計・評価し、今回当初目標の2400Pa以上の耐荷重を達成。結晶シリコン太陽電池モジュール用部材の性能評価鈴木和弘1・矢吹真哉1 ・星豊男1 ・平山忠澄1 ・三浦秀樹1 ・安藤修一1 ・浅尾秀一2・白澤勝彦2・高遠秀尚2 1株式会社カナメ2独立行政法人産業技術総合研究所再生可能エネルギー研究センター

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る