被災地企業のシーズ支援プログラムH25~27年度
27/65

共同研究技術シーズ技術的支援平成26年度被災地企業のシーズ支援プログラム(福島再生可能エネルギー研究開発拠点機能強化事業)ガラス表面に塗布産総研による技術シーズの評価方法株式会社アサカ理研会社概要所在地本社工場(開発・生産拠点)福島県郡山市田村町金屋字マセ口47TEL024-944-4724資本金504百万円設立昭和44年8月25日事業内容有価貴金属を含む廃棄品からの貴金属回収、機能部品・治具の精密洗浄と再生業務、工業薬品の製造販売と銅含有廃液の再生業務、計測管理のシステム開発業務等。光触媒として、従来の酸化チタンの機能を向上させた分子結合チタニアシリカを開発株式会社アサカ理研が保有する技術シーズ株式会社アサカ理研本材料をカバーガラスに塗布したモジュールを作製し、その信頼性試験を行う。このモジュールの屋外での防汚効果を調べる。本材料をガラス表面に塗布することで、透過率が約2%向上し、その結果、モジュールの変換効率も増加することを実証。また、基本的な信頼性試験においても良好な結果が得られた。•(株)アサカ理研は、光触媒として、従来の酸化チタンの機能を向上させた分子結合チタニアシリカを開発しています。•本材料を太陽電池モジュールのカバーガラスに塗布することで、反射率の低減や防汚効果などの検討を行います。•今回、本材料をガラス表面に塗布することで、透過率が約2%向上し、その結果、モジュールの変換効率も増加することを実証しました。•さらに、温度85℃、湿度85%、電圧-1000Vの条件下での信頼性試験(PID試験)、高温高湿試験(温度95℃、湿度95%)においても劣化の少ない良好な特性を示し、基本的な信頼性試験においても良好な結果が得られました。作製した太陽電池モジュールPID試験、高温高湿試験とも良好な結果が得られた。バックシートカバーガラスガラスの透過率塗布膜の反射防止効果により、ガラスの透過率が向上分子結合チタニアシリカを適用した太陽電池パネルおよび関連部材の性能評価分子結合チタニアシリカを適用した太陽電池パネルのポイント佐久間幸雄1 ・田辺寛幸1 ・加藤義人1 ・佐藤亮平1 ・井上博人1 ・渡辺正浩1 ・梅津新二1 ・浅川泰二1 ・笹崎克之1 ・本田武保1 ・浅尾秀一2・白澤勝彦2・高遠秀尚21株式会社アサカ理研2独立行政法人産業技術総合研究所再生可能エネルギー研究センター

元のページ  ../index.html#27

このブックを見る