被災地企業のシーズ支援プログラムH27~28年度
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研究成果平成27年度被災地企業のシーズ支援プログラム(福島再生可能エネルギー研究開発拠点機能強化事業)産総研の貢献企業が抱える課題企業の技術シーズ今後の展開企業のシーズ企業が抱える課題産総研の貢献研究成果【研究成果】【ポイント】温泉水を用いたアルミニウム廃棄物からの水素製造技術北日本電線株式会社:小野寺孝夫・佐貝智章・三浦俊範再生可能エネルギー研究センター:浅沼宏・最首花恵・小坂拓也(本事業には東北大も参画)線材製造時に生じる廃アルミニウムを用いた水素および資源製造法温泉水を利用した場合の反応条件が未知である点地球化学的知識の提供,基礎実験,水素生成量予測ソフトの作成温泉の状況に応じた生成物発生予測が可能になった線材製造時に生じる廃アルミニウムを用いた水素および資源製造法に関する基礎研究成果(酸性温水による水素と水酸化アルミニウムの同時生成)東北地方の温泉地域における地産地消型小規模水素生成システムの実現による社会貢献①反応の理論的検討②模擬温泉水を使用した室内実験③水素生成量予測ソフトの作成④実証試験用小型反応器の設計・製作⑤東北地方温泉地域での性能予測温泉水を使用した場合の,①温泉の性質と反応速度,収率等の関連が未解明,②最適な反応条件が未解明,③温泉を模擬した実験設備を有していない,④源泉に関する情報が不十分である。•反応の支配要因を明らかにした•源泉に応じた水素生成量の予測を可能にした①室内実験,理論的検討をベースに反応式を解明した。②水素生成量予測ソフトを作成し,最適な反応方式を検討した。③反応性向上手法を検討し,その効果を実験的に検証した。④東北地方の温泉を想定したシミュレーションを実施した。⑤本技術の現実的な実現可能性について検討を行った。模擬プラント設置と性能評価実温泉での実証試験,経済性評価ビジネスモデルの構築,社会実装法の検討− 12 −

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