被災地企業のシーズ支援プログラムH27～28年度

22/52

研究成果平成２７年度被災地企業のシーズ支援プログラム（福島再生可能エネルギー研究開発拠点機能強化事業）産総研の貢献企業が抱える課題企業の技術シーズ今後の展開企業のシーズ企業が抱える課題産総研の貢献研究成果【研究成果】【ポイント】『太陽熱集熱パネル』と『補助熱源機器』併用運転時の温度成層式蓄熱システム最適運転制御手法の開発株式会社亀山鉄工所：桜井邦昭・鈴木正雄・中澤俊一・岸柳達也再生可能エネルギー研究センター：前田哲彦・遠藤成輝・小曽根崇・鈴木智史・黒坂万里子・熊川昌志・河澄あかね太陽熱を効率よく蓄熱・利用するための温度成層式蓄熱システム製造･制御技術当該技術の性能評価のノウハウや設備を保有していない実証フィールド及び研究員の知見やノウハウの活用太陽熱併用時における消費電力削減効果の実証業務用の大型貯湯タンクにおいて、高温・低温水の出入口の工夫により撹拌を抑制する技術を有する。高温と低温の境目を維持して最後まで無駄なく一定温度のお湯が利用でき、これまでに太陽熱との良好なマッチングも実証している①太陽集熱器および補助熱源を併用した運転およびモニタリングができる温度成層式蓄熱システムの設置および評価②研究員のノウハウを生かし、太陽熱による熱変動入力試験方法を技術支援。太陽熱と補助熱源を併用できる温度成層式蓄熱システムの実証試験を行なうための、①設備②ノウハウを保有していない。•太陽熱および補助熱源機器併用時の消費電力削減効果を実証•更なる効率改善のためのシステム改善①太陽熱および補助熱源による日中に給湯負荷のある建物の出湯パターンを再現した経時的な出湯負荷試験を実施。②本実証試験と同等の条件では、年間で年程度の消費電力削減効果が得られるものの、太陽熱の給湯用給水予熱への活用により更なる効率向上が見込める太陽熱を給湯用の熱源としてではなく、給湯のための給水予熱源として利用するシステムを構築し、『温度成層式蓄熱・貯湯システム』を用いた『太陽熱利用給湯システム』全体の最適運用を図る。更なる効率向上による運用コスト削減を実現し、市場優位性を確立する。晴天時の蓄熱・出湯実験結果雨天時の蓄熱・出湯実験結果太陽熱による消費電力削減効果に設置した太陽熱および補助熱源併用温度成層式蓄熱システムの実証試験設備予測制御による蓄熱で晴天・雨天どちらでも熱量不足を起こさず出湯負荷に対応− 19 −