被災地企業のシーズ支援プログラムH27~28年度
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研究成果平成27年度被災地企業のシーズ支援プログラム(福島再生可能エネルギー研究開発拠点機能強化事業)産総研の貢献企業が抱える課題企業の技術シーズ今後の展開企業のシーズ企業が抱える課題産総研の貢献研究成果【研究成果】【ポイント】大型太陽光発電システムの出力変動緩和対策の最適化「再生可能エネルギー出力安定化システムの開発」日本工営株式会社:猪口正幸・小川隆行・清水達明・鈴木孝史再生可能エネルギー研究センター:大谷謙仁・橋本潤・大堀正・鈴木正一・強口通太陽光発電システムの出力変動を抑制する出力安定化システム。太陽光発電出力を模擬する試験用電源設備を保有していない。試験用電源設備の活用により様々な日射変動条件で検証。出力変動抑制機能を様々な日射条件で検証し、蓄電容量の低減を実証。太陽光発電システムの出力変動を抑制するための「再生可能エネルギー短周期変動抑制技術」。気象変化による出力変動に応じて蓄電デバイスを最適制御し蓄電容量の低減を実現する技術。①試験用電源設備(PVシミュレータ、系統シミュレータ)を活用して様々な日射変動条件における実機シミュレーション環境を提供。試験・解析をサポート。①太陽光発電出力を模擬する試験用電源設備を保有していない。②屋外実証試験だけでは、再現性のある定量評価が困難である。•出力変動を定格出力の1%以下/分に抑制できることを確認。•出力変動抑制に必要な蓄電容量を1/4に低減できることを確認。出力安定化システム(試作機)①北海道内の過去の実日射量データを用いて、典型的な天候パターン(快晴、快晴のち曇、曇のち晴、曇、雨)における日単位試験を実施。⇒出力変動率が1%以下/分であることを確認。②蓄電容量を北海道電力試算(定格出力×0.8h)の1/4で制御できることが実証できた。本評価試験で検証した短周期変動抑制技術を基に、再生可能エネルギー出力安定化システムの実用化に向けた検討を進める。予測発電量に応じたPCS出力抑制制御により、PCS出力を最大化する検討を進める。・発電量予測による事前のPCS出力抑制制御・日射量の急変に対応する、LICのSOC制御*LIC:リチウムイオンキャパシタ*SOC:充電率出力安定化システム実日射量データを用いた実機試験結果例(快晴のち曇)出力変動率±1%以内を確認出力安定化システム概要図出力安定化システムブロック図ポイント− 21 −

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