被災地企業のシーズ支援プログラムH27~28年度
26/52

研究成果平成27年度被災地企業のシーズ支援プログラム(福島再生可能エネルギー研究開発拠点機能強化事業)産総研の貢献企業が抱える課題企業の技術シーズ今後の展開企業のシーズ企業が抱える課題産総研の貢献研究成果【研究成果】【ポイント】―軸可動型ソーラーシステムによる高発電量化の評価株式会社シーソーラー:湯田哲再生可能エネルギー研究センター:大谷謙仁・橋本潤・佐々木仁・安齋博美一軸可動型太陽光パネルを油圧で駆動し、着雪防止と発電量の増加技術当該技術の性能評価をするための制御アルゴリズムと他方式との優位性検証実証フィールド内へ同装置を設置し発電量計測と評価可動型と非可動型(固定型)での発電量の比較と最適追尾アルゴリズムの開発一軸可動型太陽光パネルを油圧で駆動し、着雪を防止するとともに発電量を増大させる技術木製フレーム構造により軽量化および低コスト化を実現社屋屋上にシステムを実装して実証試験を行っている①発電量を最大化するための制御プログラムの開発、評価②同装置の発電性能における他の方式に対する優位性の検証①発電量を最大化するための制御プログラム②同装置の発電性能における他の方式に対する優位性の確認•発電量を最大化するための太陽光追尾回転制御プログラムを開発。•シミュレーションで同装置の年間発電量が固定架台を20%程度上回ることが期待できる。①産総研実証フィールド内に、一軸可動型太陽光パネル架台と度固定架台を設置し日射量および発電量の比較計測を行った。②発電量最大化する追尾アルゴリズムを導出し、太陽光パネル架台用の回転制御プログラムに搭載した。③実証試験を行った結果、月から月までの実測データにおいて、平均約%の発電量増加を観測した。④シミュレーションで年間発電量の推定を行ない、本装置の年間発電量が一般的な固定架台を程度上回ることを確認した。シンプルな回転機構によって着雪を防ぐとともに、太陽追尾により発電量を増大させることが可能。装置に木材を使うことにより、森林資源の有効活用、地場林業や木工産業の雇用創出につながる。①は晴天時②は積雪時落雪動作時③は曇天及び強風時支点が支柱でオフセットしているので②の時に角度が急峻になる株式会社シーソーラー日射量シミュレーション発電量実測データシステム全景シーソーラー型追尾架台− 23 −

元のページ  ../index.html#26

このブックを見る