被災地企業のシーズ支援プログラムH27~28年度
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研究成果平成27年度被災地企業のシーズ支援プログラム(福島再生可能エネルギー研究開発拠点機能強化事業)産総研の貢献企業が抱える課題企業の技術シーズ今後の展開企業のシーズ企業が抱える課題産総研の貢献研究成果【研究成果】【ポイント】株式会社EWMファクトリー「太陽光発電利用の完全自立型防災サーバーシステム」の開発株式会社EWMファクトリー:友納健一郎・西名清蔵・小池基史再生可能エネルギー研究センター:大谷謙仁・今井寿子独立電源系の発電・蓄電量に応じてサーバーの仕事量を調整する制御技術クラウドコンピューティング技術とハードウェア系制御技術の融合実証フィールドでの実証試験及び研究員の知見やノウハウの活用可搬型防災サーバーシステムの構築および完全独立動作の実証株式会社EWMファクトリーではクラウドコンピューティングを活用したデータ共有・情報表示技術のノウハウを有している一方、災害時の全電源喪失時を想定し、独立電源系の状況に応じてサーバーの仕事量を調整する手法を開発したこれらの技術を融合することにより、完全自律型防災サーバーシステムが実現可能となる①可搬型、完全自立型の防災サーバーシステムの構築および動作確認②実証フィールドでの継続的な運用、データ収集・解析を通じた性能評価クラウドコンピューティングを活用したデータ共有・情報表示技術と独立電源系の発電・蓄電量に応じてサーバーの仕事量を調整する制御技術の融合•可搬型、完全自立型の防災サーバーシステムを実現した。•イベント会場でのデモンストレーション(年月南会津町)•実証フィールドでの継続的な運用・動作特性評価を行った。可搬型完全自立型防災サーバーシステム①太陽電池モジュールによる発電電力で、3台の直流サーバーや衛星回線通信に必要な電力を賄う。また夜間の待機電力を賄うため鉛蓄電池への蓄電も行う。②サーバーシステム本体と衛星通信用パラボラをいったん切り離せば移設することが可能な構造となっている。災害発生時には車で到達可能な範囲で任意の地点に設置が可能。設営作業・撤収作業とも1,2時間程度で終了する。太陽光発電システムと技術を活用した地域密着型ソリューション事業の展開自立型から自律型へ向けた制御技術の最適化可搬型完全自立型防災サーバーシステム左:サーバーシステム本体右:衛星通信用パラボラ可搬型完全自立型防災サーバーシステム運用実績(2015/10/18)・日射量6.0kWh/m2(赤のライン)・発電電力量1.58kWh(黄のライン)・サーバー動作時間1台目:10時間2台目:10時間3台目:6時間− 27 −

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