シーズ支援プログラム
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研究成果平成28年度被災地企業のシーズ支援プログラム(福島再生可能エネルギー研究開発拠点機能強化事業)産総研の貢献企業が抱える課題企業の技術シーズ今後の展開企業のシーズ企業が抱える課題産総研の貢献研究成果【研究成果】【ポイント】メガワット級太陽光発電所の故障・劣化診断技術の開発福島発電株式会社:鈴木精一再生可能エネルギー研究センター:大谷謙仁・橋本潤・中村泰拓・青砥由貴30種の太陽電池モジュールを導入した福島空港ソーラーパーク太陽光発電所を長期運用するためのメンテナンス手法等への知見不足蓄積された発電データの分析ならびに故障・不具合事例の解析太陽光発電所の長期運用のための設計・運用ノウハウを確立30種類の太陽電池(PV)モジュールを導入した国内最大級の太陽光発電評価サイトである福島空港ソーラーパーク①蓄積された発電データから各種PVモジュールの経年劣化等について分析②発電の低下や安全に影響する故障の検出方法の実証とシミュレーション2年間の屋外曝露による各PVモジュールの出力変化を検証約3174kWの太陽光発電における故障実例を分類評価より長期の検証を進め、太陽光発電システムの健全な運用とメンテナンス技術に貢献する①様々な種類のPVモジュールから、設置環境に適したPVモジュールの選定が困難②太陽光発電所を長期運用していくためのO&M技術が確立されておらず、また知見も不足している福島空港ソーラーパーク全景県内の太陽光発電事業者を支援するための人材育成プログラム数年間にわたり蓄積された発電データや故障事例0.920.940.960.981.001.021.041.061.08201420152016Difference from 2014 of Pmax[-]CIGSc-Si, mc-Sia-Si/µc-Si(Initial)測定条件:STC(;StandardTestCondition)日射強度=1000[W/m2],パネル温度=25[oC],エアマス=1.5モジュール33%システム18%PCS配線10%PCS本体8%通信,2%端子台,3%架台,3%その他23%全体の事例数39件モジュール, 50%システム, 21%PCS配線, 17%PCS本体, 12%発電に影響有25件モジュール, 63%PCS配線, 21%PCS本体, 6%端子台,5%架台, 5%安全に影響有20件発生箇所主な内容主な原因モジュールガラス割れ落石等による衝撃システム追尾架台エラー強風PCS配線配線の切断獣害PCS本体動作停止落雷、系統の停電【参考文献】PerformanceandReliabilityofPhotovoltaicSystems,IEAPVPSTask13(2014)‣実際のPVシステムとPVモジュールの出力低下は異なる。‣PVシステムの出力低下は、故障等により平均でー1.5%、最大でー6.4%PVモジュールの出力変化PVシステムの出力変化PVシステムの故障分析0.800.820.840.860.880.900.920.940.960.981.00システム出力係数[-]2014年11月~2015年10月2015年11月~2016年10月単結晶シリコン多結晶シリコン単結晶(HJ)薄膜シリコンCIGS30種太陽光発電システム■平均気温:12.3℃■平均気温:13.0℃21―  ―

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