シーズ支援プログラム
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H29被災地企業のシーズ支援プログラム(福島再生可能エネルギー研究開発拠点機能強化事業)No.24ビッグデータ解析による小水力発電所の故障予測システム開発支援課題名「長期運用データと人工知能(AI)を活用した小水力発電所維持管理の高度化」企業名:日本工営株式会社(福島県)企業が保有する技術シーズの内容:•小水力発電の設計・製造・施工・運用技術•小水力設備の遠隔監視・モニタリング技術およびソフトウェア•故障・異常や発電量等の各種運用データと対応履歴を含むノウハウ産総研による技術シーズの評価方法:•運用データの統計分析および各種機械学習(AI)技術を活用し発電出力低下の支配的要因を明らかにする•気象予測・観測データに基づき発電量低下の要因の一つとされる、水車へのゴミや空気の混入を早期に検出する技術を検討する波及効果(どのように役立つか?):•維持管理サービスの機能強化により、被災地域を含む小水力発電所の導入拡大に寄与•小水力発電事業の低リスク化に寄与し、再エネ導入拡大につながる日本工営株式会社•モニタリングと運用管理技術の高度化•故障履歴・対応ノウハウのデータベース化産業技術総合研究所小水力発電所の発電量評価と故障診断技術の検討発電量評価データ分析技術の支援故障診断手法検討アルゴリズム開発の支援・運用データの提供・運用ノウハウの共有・実証・評価・分析手法の検討・評価小水力発電所ビックデータ解析遠隔制御・運用故障予防と対応運用データ故障診断情報H29被災地企業のシーズ支援プログラム(福島再生可能エネルギー研究開発拠点機能強化事業)補給水として供給温度成層式制御No.23太陽熱を効率よく利用する技術支援課題名「温度成層式予熱槽を用いた、太陽熱集熱器と補助熱源機器の最適運転化」企業名:株式会社亀山鉄工所(宮城県)企業が保有する技術シーズの内容:•高温と低温の境目を維持して最後まで無駄なく一定温度のお湯が利用できることが特長の業務用温度成層式蓄熱タンク製造および制御技術。•小型化も可能であるため、小型温度成層式蓄熱タンクを太陽熱の予熱槽として運用が可能。産総研による技術シーズの評価方法:•太陽熱を補給水の熱源として活用し、予熱槽併用型温度成層式制御の長期・総合的な評価試験を実施。これまでの成果:•太陽熱の週熱効率を高める小型温度成層式蓄熱タンクを活用したシステム運用方法の検討・評価を行って、有用性を実証した。波及効果(どのように役立つか?):•給湯システム改修や新設を計画している施設において、温度成層式蓄熱槽制御システムの引き合いが増加している。太陽熱などの再生可能エネルギー機器導入に必要なノウハウを蓄積し、蓄熱槽の製品の差別化を図り、周辺を含めた受注につながっていく。株式会社亀山鉄工所産総研•予熱システムから熱源機器への給水を行うことによる太陽熱の有効活用•熱源機器での水の昇温に要するエネルギー削減が期待できる。•予熱槽併用型温度成層式制御と、予熱槽無しの温度成層式制御との給湯システム効率比較H29年度計画小型予熱槽温度成層式制御•適切なデータ計測、実証評価に関するノウハウ•太陽熱活用における効率向上に関する知見温度成層式予熱槽•予熱槽併用型太陽熱利用給湯システム給湯用蓄熱タンク蓄熱温度域の異なる二系統の温度成層式制御で効率の良い蓄熱太陽熱源ヒートポンプ熱源熱源特性に合わせた運用35―  ―

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