シーズ支援プログラム
39/55

H29被災地企業のシーズ支援プログラム(福島再生可能エネルギー研究開発拠点機能強化事業)No.26太陽光発電システムの保守・運用のための評価技術支援課題名「メガワット級太陽光発電所の劣化評価と故障・劣化検知手法の開発」企業名:福島発電株式会社(福島県)企業が保有する技術シーズの内容:•同社が持つ福島空港メガソーラーは、世界10ヶ国30種類以上の太陽光システムを導入した国内最大級の太陽光発電の性能評価サイトであり、O&M(保守・運用)に関する研究のためのプラットフォームとしての活用実績がある。産総研による技術シーズの評価方法:•福島空港メガソーラーにおける各種太陽光発電システムの複数年データからの経年変化や劣化等の分析•各種モジュールの発電特性やセル欠陥に関する継続的な分析や、蓄積されたオンサイト発電実績データとの比較・解析•劣化・故障の計測手法による判別手法の検討波及効果(どのように役立つか?):•福島県内の太陽光発電事業者に向けメガソーラー長期運用のノウハウを広く展開することにより、健全な再生可能エネルギー普及に貢献する。劣化・故障診断手法検討O&Mに関する研究のプラットフォーム産業技術総合研究所定量的かつ汎用的なO&Mノウハウと技術の確立30種PVの発電特性をシステムとモジュール比較から分析システム・モジュール測定データ分析手法および不具合検知の測定手法について検討する福島発電株式会社太陽光発電性能評価サイト福島空港メガソーラーソーラーパーク・実証評価・技術指導、移転・データ、モジュール提供・不具合事例の集約‣運転開始:平成26年3月‣設置容量:合計約170kW‣場所:福島空港メガソーラー発電所•30種類以上の太陽光発電システムを導入•4年間の稼動による発電データの蓄積、不具合の実例人材育成・研修プログラム•O&Mノウハウと技術を主に県内の太陽光発電事業者に発信し、発電所の健全かつ長期運用の普及に貢献発電量評価・分析H29被災地企業のシーズ支援プログラム(福島再生可能エネルギー研究開発拠点機能強化事業)No.25コンセント型スマートメーターの開発支援課題名「コンセント型スマートメーターの評価・課題解決」企業名:株式会社会津ラボ(福島県)企業が保有する技術シーズの内容:•コンセント型スマートメーター•温度、湿度、照度一体型による用途拡張性•1秒間1万回サンプリングによる負荷特性分析能力•電流波形分析による家電単位の診断手法産総研による技術シーズの評価方法:•当該スマートメーターの基本的特性評価•適応規格の検討および評価•FREAエネルギー管理棟内の分散電源研究設備の一部を利用し、実証試験を行う。また、電流波形分析技術の汎用性・応用性などを検討し、分析手法を内蔵マイコンへ実装可能か検討する。波及効果(どのように役立つか?):•本技術の展開により、ネット・ゼロ・エナジー・ハウス(ZEH)に必要な基本モニタリング機能を高付加価値化することが可能になる•当該スマートメーターの製造・運用は全て福島県内企業のMadeinFukushimaブランドで展開するなど新たな産業創出に寄与。株式会社会津ラボ•既存規格への対応開発•内蔵マイコンによる分析機能の開発・検討産業技術総合研究所公正な評価と適応規格への対応ノウハウを提供基本性能評価各センサー機能・EMCテスト等拡張性評価・検討計測データ分析・評価・サンプルモジュール提供・事例・データ等の分析・提供・実証・評価・分析手法の検討・評価36―  ―

元のページ  ../index.html#39

このブックを見る