シーズ支援プログラム
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被災地企業のシーズ支援プログラム(福島再生可能エネルギー研究開発拠点機能強化事業)の成果太陽電池保護回路の故障診断装置の商品化(太陽電池ストリングの健全性確認検査装置の実証<支援企業:日本カーネルシステム(株)>)日本カーネルシステム(株)が抱える課題•敷設済みの太陽光発電システムで計測・診断を検証実証するための①設備、②方法が確立されていない。具体的な成果物•発電量に影響が無い夜間にバイパス回路の動作を点検し、太陽光発電システムの健全性や安全性を高めることができる「バイパスダイオードチェッカー」を2015年8月に商品化。•FREAと連携して実証を行うことで、商品としてより高い質の検証を行うことが出来ました。•現場での運用性が重要で、コンパクトかつシンプルな商品を開発することが出来ました。日本カーネルシステム(株)の声新エネルギーシステム事業本部技術部浅井部長支援成果•主要メーカーのパネルで、発電量に影響しない夜間に診断可能であることを検証。•出力端子への接続で簡単に故障を検出できるポータブルな検出器を実用化。日本カーネルシステム(株)の技術シーズ•夜間にオンサイトで発電量に影響無く、太陽電池ストリング内のバイパスダイオード故障の検知する装置を開発。•太陽光システムの直流端子に接続して測定するのが容易であり、大きなニーズが期待されていた。産総研の貢献①FREAの実証フィールドに整備されている太陽光発電設備を活用し、複数の太陽電池メーカーの太陽光発電システムで夜間の診断を実施。産総研の貢献②研究員のノウハウを生かし、敷設済み太陽光システムに適用可能な装置開発を支援。様々な展示会で大きな反響を得ている。企業の技術シーズ企業が抱える課題産総研の貢献具体的な成果当該技術の性能評価のノウハウや設備を保有していない。太陽電池の異常加熱防止用の保護回路に関する故障診断技術。太陽電池保護回路の検査装置「バイパスダイオードチェッカー」の製品化。2015年8月から販売開始。展示会などでの反響が大きい。FREA実証フィールド及び研究員の知見・ノウハウの活用実施期間:平成26年度38―  ―

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