シーズ支援プログラム
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被災地企業のシーズ支援プログラム(福島再生可能エネルギー研究開発拠点機能強化事業)の成果自噴井を利用したクローズドループ地中熱ヒートポンプ冷暖房システムと無散水消雪システムの高効率ハイブリッド化とその性能評価(地域の地下水環境を活用した地中熱システムの開発<支援企業:日本地下水開発株式会社>)具体的な成果物支援成果•冷房運転COP8.0以上、暖房運転COP4.5以上を実証•暖房と消融雪のハイブリッドシステムを実現日本地下水開発(株)の技術シーズ産総研の貢献①井戸内熱特性・熱挙動の把握とその評価産総研の貢献②上記評価結果に基づいた数値解析シミュレーション産総研の貢献③会津地域における導入適地マップの構築企業の技術シーズ企業が抱える課題産総研の貢献具体的な成果当該技術の性能評価ができる施設がない。導入適地の判断が難しい自噴する井戸を利用した新熱交換方式冷房運転COP8.0以上、暖房運転COP4.5以上を実運用で検証実証運転の評価及び会津地域における導入適地マップの構築「自噴する井戸を利用した新熱交換方式」は、地下水が豊富で、かつ流動性が高い地域において、地下水の自噴を積極的に取り入れることができる構造を構築することにより、動力を使用せず熱交換能力を大きく向上させる熱交換後の自噴地下水を消融雪にも利用可能実証試験システム図(冬期)①当該技術の性能評価ができる施設がない②導入適地の判断が難しい日本地下水開発(株)が抱える課題施工前の状況施工後の状況•自噴井を利用した熱交換器により,冷房運転COP8.0以上、暖房運転COP4.5以上を達成•冬期は,暖房と消融雪のハイブリッドシステムを実現FREAと連携して実証試験を行うことで、地下水が持っているエネルギーを有効に利用できる高効率の冷暖房システムを開発できました。日本地下水開発(株)の声常務取締役桂木聖彦※COP:成績係数(Coefficient of Performance)消費電力1kWあたりの冷却・加熱能力を表した値冷房機器の場合「冷房能力(kW)÷冷房消費電力(kW)=冷房COP」空気熱源ヒートポンプ(一般的なエアコン)のCOP平均値は2.842―  ―

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