2019シーズ支援プログラム
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平成30年度被災地企業等再生可能エネルギー技術シーズ開発・事業化支援事業分散電源制御技術と統合エネルギーマネージメントシステムの適合性評価・現地導入に向けた事前実証として仮想的にマイクログリッド環境をFRAE実験室内に構築した。リアルタイムシミュレータによるHardware-in-the-Loop(HIL)技術を応用することでディーゼル発電機の動作を系統模擬電源で模擬することができた。・日本工営が開発したマイクログリッドコントローラがPV・蓄電池を制御することにより、ディーゼル発電機の炊き減らしや、周波数安定化への効果を明らかにした。・HIL技術により島嶼のマイクログリッドなど様々な電力系統を模擬した試験環境を提供可能となった。①リアルタイムシミュレータにより、実機試験に求められる自由度の高い試験環境を提供可能。これにより、低コスト・低リスク・短時間で開発・評価が可能になる。② HIL技術を応用することで、試験対象の影響・効果をリアルタイム検証することが可能となり、実環境では再現不可能な事故時の試験などが可能になる。③本技術を拡張することで、EMS等の制御システムだけでなく、ブロックチェーン等の情報通信基盤、蓄電池システム等により構成される自立システムなどの組み合わせ試験が可能になる。マイクログリッドEMSの●籠試鵬編畢一鋼日本工営が開発したマイクログリッドEMSの周波数制御機能の試験をFREAで実施。マイクログリッドコントローラは周波数計測値に基づき蓄電池に充放電指令を行う。この機能により周波数変動の緩和効果があることを明らかにした。BESS 園1.リアルタイムシミュレータを利用したマイクログリッドEMSの試験環境53m-り5〔ュさsrna'9,.止150 機能なし多"且)ユ’-50~ -....___ 0 " . ;-,;--—;□□二:三.―日そ訳li:::u~~~~: り〗~. —;--·; • • 三二二二□三.:: J 50.2Hz以上の周波数変闘を約70%低減國2.マイクログリッドEMSの周波数制御機能の効果検証今後の展開I ◆多様なエネルギー貯蔵装置(蓄電池、フライホイール等)の機能試験◆電力相対(P2P)取引のプラットフォームの評価試験◆再生可能エネルギーによる発電量等のデータを新たな価値(二酸化炭素税対策、CSR向けグリーンポイントなど)として管理・取引する仕組みおよび想定されるインターフェースの検討/屋認研i溢;苔五五,;Jば去芝-17 -

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