2019シーズ支援プログラム
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QFREA I R01被災地企業等再生可能エネルギー技術シーズ開発・事業化支援事業一INo.12 光ファイバセンサによる地熱井内地震観測システム支援課題名「地熱井用光ファイバー型高温多連式3軸地震計の開発」企業名:地熱技術開発株式会社(岩手県)企業が保有する技術シーズの内容:●光ファイバセンサ(FBG:ファイバブラックグレーティング)を利用した坑内多点地震観測システム(広帯域.耐熱200℃以上)●地熱井用各種坑内機器開発実績産総研による技術シーズの支援内容:•FBG坑井内地震計の設計支援,3次元振動検出能力の評価•ジミュレーションによるシステム性能.信号処理法等に関する技術支援●試験井内での実証試験.耐環境試験波及効果(どのように役立つか?): ●地熱貯留層内で発生する微I」1地震の高度解析による坑井近傍イメージング.貯留層構造把握.流体移動モニタリングの実現と.貯留層適正管理の実現。→地熱発電量の増大に寄与。●超高温地熱開発時の微l」1地震モニタリングの実現●地震・火山分野での高品質地震データの取得と防災情報の取得実現地表地震計測(多くの事例)簡易,安価,多点,低SN比,狭帯域解栃法の自由度大坑内微小地H高価,鉛直アレイ,耐環境性匿計測•高SN比,広帯域(本事業)• 解析法開発途上和五ミ地熱技術開発が開発中の光ファイバ坑内地震計地熱技術開発*システムの設計・試作産総研*システム製作支援*高性能光ファイバセンサ(FBGセンサ)の開発*実地熱井への適用(FY2020以降)*取得した微小地震データ処理法の開発支援*試験井(FY2018掘削)での性能評価~ *地熱貯留層近傍での高度微小地震モニタリングシステムの実現*貯留層構造,流体移動把握による貯留層の適正管理*超臨界地熱資源評価等への展開FUKUSHIMA RENEWABLE ENERGY INSTITUTE, AIST ゆFREAI R01被災地企業等再生可能エネルギー技術シーズ開発・事業化支援事業一INo.13 高効率な地中熱交換器による融雪設備の実証支援課題名「高効率地中熱交換器による融雪システム」企業名:ミサワ環塙技術株式会社(福島県)企業が保有する技術シーズの内容:● ヒートポンプを使わない直接循環による地中熱利用路面融雪ジステム。● 電熱線を利用する従来のシステムと比べて消費電力が94%削減と省エネ。産総研による技術シーズの支援内容:● 排気冷却システムの実証に利用された地下水移流型熱交換器(H28,....,H29に実施したシーズ事業において,非常に高効率であることを確認)を活用し、融雪システムヘ適用して実証を行う。● 省エネ効果を最大化するための設計方法と運転制御方法(循環流量の制御等)を検討。波及効果(どのように役汀つか?): ● 地下水移流型熱交換器も,産総研ジーズ事業で実証された製品であり,シーズ事業の成果をより広く活用し,製品の市場を拡大する効果がある。● 被災地域は大部分が積雪寒冷地域にあたり、低コストな融雪ジステムの需要は大きい。従来の道路融雪に加え、庁舎や商業施設の周辺歩道や駐車場への導入事例も増えている。研究内容:●冬期にシステムを稼働し、融雪効果を確認する。●電熱方式で融雪する湯合を想定し、省エネ効果を確認する。箔念ポンフ地中熱交換甜システム模式図研究体制:● 産総研:運転データ解析、評価検討= GL セメント-=.)しクf叫-& WL ,,ーシング(無孔E)ケーシンク(有孔笞)地下水の移流効束を活用し見.かり熱伝溢率を向l..● 企業:試験設備設計・設置、計測機器設置、データ収集研究成果:● 地下水移流型熱交換器の融雪能力、省エネ効果の評価● 最適な設計方法、融雪制御方法FUKUSHIMA RENFWABLE ENERGY INSTITUTE, AIST -38-

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